アドセンスはブログやウェブサイトを運営している人にとって手軽に収入を得られる手段のひとつです。
ある意味、アフィリエイトよりも簡単で手間がかかりません。
この記事ではアドセンスとは、どんなものか、そしてアドセンスの始め方について説明します。
アドセンスとは
アドセンスはグーグルのサービスの一つで正確にはグーグルアドセンス(Google AdSense)と言います。
多くのブログやウェブサイトの記事を見ていると「スポンサーリンク」として下のような広告を見かけます。
これがアドセンス広告です。
みなさんも見たことあると思います。
サイトを訪問した人がその広告をクリックすると、グーグルからサイト運営者に報酬が支払われる仕組みになっています。
アドセンスで表示される広告はグーグルが自動で選択しますので、サイト運営者は広告の表示位置を指定するだけでよいです。
なおアドセンス広告は、本来はサイトの内容に沿ったものが表示されることになっています。
しかし最近は、訪問者個人がこれまでによく見てきたサイトの内容に沿った広告が表示されることが多いです。
アドセンスで期待できる収益
アドセンスを導入すると、どの程度の収益を期待できるのでしょうか?
アドセンスはクリック報酬
アドセンスは、上にも書きましたようにサイトの訪問者が広告をクリックすると、グーグルからサイト運営者に報酬が支払われるクリック報酬の広告です。
ですから1クリックで何円の収入になるかが1つのキーになります。
実際には広告によって千差万別で、およそ1クリックで1円~数百円とされています。
中には1クリックで数千円またはそれ以上の金額になる場合もあるようです。
一般的には金融関係や転職などの分野が高額になりやすいと言われています。
1ヶ月のおおよその報酬は?
上で1クリックの単価を説明しましたが、1ヶ月の収入となると、これに1ヶ月間のクリック数をかける必要があります。
広告が貼られているページが訪問されても必ずしも広告がクリックされるとは限りません。
そもそも、そのページが1ヶ月に何回見られるかに影響されます。
不確定要素が多くて正確な予測値を出すのは不可能ですが経験則はあります。
経験的には月間ページビューの0.3~0.7ぐらいになると言われています。
つまり広告の貼ってあるページが例えば1ヶ月に10万回見られれば、アドセンス収入は3~7万円程度になることが多いということです。
月間ページビューが数千回とか少ない場合はこの幅から外れることもありますが、ページビューが多くなれば、おおよそこの範囲に入ってくるようです。
副業としてのアドセンスのメリット・デメリット
ここで副業という観点から主にアフィリエイトと比較してのアドセンスのメリット、デメリットを整理しておきます。
アドセンスのメリット
アドセンスはとにかく手軽なのがメリットです。
好きな分野で記事が書ける
アフィリエイトで収入を得ようとすると必然的にアフィリエイト案件がある分野を選んで記事を書くことになります。
しかしアドセンスの場合は、どんな分野の記事を書いても自動的に記事の内容に合った広告や、訪問者が今までに見てきたサイトの内容に沿った広告が表示されます。
よって自分な好きな分野でサイトを作って記事を書くことができます。
自由に記事が書ける
ページの中で広告を表示したい場所を前もって設定しておけば、広告そのものはグーグルが自動的に表示します。
したがってどんな内容の広告が表示されるのか、サイト運営者には分かりません。
またアドセンスのルールで、広告へのクリックを誘導するような文言をページに記載することは禁じられています。
よって逆に言えば、広告のことは気にせず自分が書きたいように記事を書くことができます。
広告をクリックしてもらうために、誘導する文を書かなくてはならないアフィリエイトとは大きな違いです。
安定性
アフィリエイトの場合は広告主の都合によって突然、案件が終了となる、つまりその後は収益がゼロになることがあります。
一方、アドセンスには非常に多くの広告主が参加していますので、一部の広告主が撤退することがあってもサイトの収益には影響しません。
アドセンスのデメリット
アドセンスにもアフィリエイトと比べていくつかのデメリットがあります。
収益が低い
アドセンスとアフィリエイトとでは「クリック」と「購入」など収益化の条件は異なり、単純に比較はできません。
しかし同じページビュー数なら報酬の高いアフィリエイト広告を貼っているサイトの方が収益が高いケースが多いです。
今のアフィリエイトの流行りは、まずはTwitter(X)で短期間で収入を上げて自動化し、並行して資産ブログを育てて収益を増大、安定させる方法です。
下の記事で説明していますので参考にしてください。
⇒ Twitter(X)アフィリエイトの自動化とブログ広告の最適化で収益を伸ばす方法
ルールが厳しい
アドセンスには広告を掲載するにあたって細かいルールがたくさんあります。(詳しくは後で書きます)
広告を掲載した後も、日々、このルールに従って自動的にあるいは人の目によって、サイトがチェックされています。
これに違反するとグーグルから警告のメールが届き、すぐに対処すれば問題ないことも多いですが、最悪の場合はアカウント停止になることもあります。
アドセンスの始め方
アドセンスを始めるにはグーグルに審査を申請して承認される必要があります。
ただ自分でブログなどを運営していれば、あまり手間をかけずに始めることができます。
申請・審査までの流れ
グーグルにアドセンスを承認されて広告が有効になるまでの流れは以下のようになります。
- サイト(ブログなど)を作る
- 記事を書いていく
- AdSenseアカウントを作成する(Google AdSenseホームから「ご利用開始」をクリック)
- アドセンスの広告コードを取得する
- 広告コードをサイトに掲載する
- グーグルに承認される(アドセンスアカウントが有効になる)
- アドセンス広告が有効になる
申請にあたっての注意点
人によってはAdSenseアカウントが有効にならない(審査が通らない)ことがあるようです。
AdSenseアカウントを作成する(申請する)前にAdSenseヘルプでサイトの条件を確認しておくようにしましょう。
まず「AdSense コンテンツ ポリシーの詳細」として次のようなコンテンツが「禁止コンテンツ」として記載されています。
・アダルト コンテンツ
・家族向けコンテンツに含まれる成人向けのテーマ
・危険または中傷的なコンテンツ
・危険ドラッグおよび薬物に関連するコンテンツ
・アルコールに関連するコンテンツ
・タバコに関連するコンテンツ
・ギャンブルとゲームに関連するコンテンツ
・ヘルスケアに関連するコンテンツ
・ハッキング、クラッキングに関連するコンテンツ
・報酬プログラムを提供するページ
・不適切な表示に関連するコンテンツ
・衝撃的なコンテンツ
・武器および兵器に関連するコンテンツ
・不正行為を助長するコンテンツ
・違法なコンテンツ
またサイトのプライバシー ポリシーは必須コンテンツとしています。
このほかにもAdSenseヘルプには多くの情報が掲載されていますので事前に目を通しておきます。
まとめ
グーグルはインターネットの利用者によりよい情報環境を提供するためもあって、アドセンス広告を掲載できるサイトにある程度のルールを課しています。
しかしそれを守ってサイトを普通に運用している限りは、とても手軽に収入になる仕組みです。
ネットで副業を始める第一歩として、ぜひアドセンスを始めてみましょう。
さらに掲載する広告の数や種類、位置もグーグルが自動的に判断して掲載するアドセンスの自動広告について下の記事で説明しています。
参考にしてください。
⇒ アドセンスの自動広告で収益は上がる? メリットとデメリットを整理