ブログはインスタやツイッター(Twitter)などのSNSと違って、ある程度の長文がずっと残りますので誤字脱字や日本語表現にも気をつけたいものです。
今はネット上で無料で使えるツールがたくさんありますので、個人のブログでもある程度は推敲(校正)できます。
でもどのツールが良いのか分からないですよね?
今回はその中でも定番の6つのツールに同じ文章を読ませて比較テストしてみた結果、Ennoが一番使えるという結論になりました。
詳しくは下の記事をご覧ください。
文章推敲ツール 無料の6種の比較テストと結論
文章推敲ツールに同じ文章を読ませて、どのような指摘をされるか比較してみました。
テストに使ったのはこの記事の冒頭の3文です。
あらためて下に転記しておきます。
ついでに明らかに間違いの文章も試してみました。
テスト文章2の間違い箇所
- 1文目:「明日」なのに過去形の文
- 2文目:誤字「重しろかった」
- 3文目:ら抜き言葉「見れる」
この2つのテスト文章を下の6つのツールでチェックしてみました。
- Enno
- 文章校正ツール(so-zou.jp)
- オンライン文章校正支援サービス PRUV(プルーフ)
- オンライン日本語校正補助ツール
- プレスリリース校正ツール
- 文章校正ツール(Konisimple Tools)
Ennoが個人的にはベスト
どのツールも使い方はほぼ同じで使い勝手による差は実質的にありませんでした。
各ツールのチェック結果は以下の通りでした。
テスト文章1
指摘箇所 | Enno | 文章校正ツール (so-zou.jp) | オンライン文章校正支援サービス PRUV(プルーフ) | オンライン日本語校正補助ツール | プレスリリース校正ツール | 文章校正ツール (Konisimple Tools) |
---|---|---|---|---|---|---|
で | ○ | ○ | ||||
たくさんあり | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
推敲 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||
でも | ○ | |||||
ないです | ○ |
テスト文章2
指摘箇所 | Enno | 文章校正ツール (so-zou.jp) | オンライン文章校正支援サービス PRUV(プルーフ) | オンライン日本語校正補助ツール | プレスリリース校正ツール | 文章校正ツール (Konisimple Tools) |
---|---|---|---|---|---|---|
たです。 | ○ | |||||
見れる | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
今回のテスト結果からは、きめ細かくチェックされて結果説明もちゃんと記載されているEnnoが個人的にはベストだと思いました。
なお6つのツールのうち下の4つはYahoo!デベロッパーネットワークの校正支援APIを使用していますので、指摘は表現方法が違うだけで内容は同じでした。
- 文章校正ツール(so-zou.jp)
- オンライン日本語校正補助ツール
- プレスリリース校正ツール
- 文章校正ツール(Konisimple Tools)
この4つのルールで指摘された「たくさんあり」「推敲」については、Ennoでは指摘されませんでした。
ツールによってチェック方法が異なりますし、無料ツールに完璧を求めてはいけないのかも知れませんね。
各ツールのテストの詳細は以下の記載しましたのでご確認ください。
文章推敲ツールのテスト結果の詳細
どのツールも大きな空欄に文章をコピペして「チェック開始」「検査」などのスタートボタンをクリックするだけの簡単操作でチェックできます。
Enno
このツールは「日本語のあからさまなエラーを自動チェックします。」(公式サイトより)とされています。
ツールのページに行って大きな空欄に文章をコピペして「タイポ/変換ミス/誤字脱字エラーをチェックする」のボタンをクリックすればチェックが始まります。
⇒ Enno
2つのテスト文章をチェックしてみたら以下のようになりました。
テスト文章1
テスト文章2
間違いというより表現を指摘された感じですね。
文章校正ツール(so-zou.jp)
このツールは「日本語の文章を解析し、間違った表現や不適切な表現を確認できます。」(公式サイトより)とされています。
ツールのページ(ページのタイトルはテキスト処理ツール)に行って大きな空欄に文章をコピペして「検査」のボタンをクリックすればチェックが始まります。
⇒ 文章校正ツール
2つのテスト文章をチェックしてみたら以下のようになりました。
テスト文章1
テスト文章2
「言い換え候補など」の欄があるのはありがたいですが、そこに何も記載されてないと、どう直せばいいか悩みます。
オンライン文章校正支援サービス PRUV(プルーフ)
このツールは「汎用的な「日本語の誤り」を低減するお手伝いをします。」(公式サイトより)とされています。
ツールのページに行って大きな空欄に文章をコピペして「チェック開始」のボタンをクリックすればチェックが始まります。
なお非登録ユーザーは400文字までしかチェックできず、さらにチェックごとに30秒のウェイトが発生します。
ユーザー登録すると2万文字まで入力できます。
2つのテスト文章をチェックしてみたら以下のようになりました。
テスト文章1
テスト文章2
Ennoと同様に「で」の連続を指摘されました。
オンライン日本語校正補助ツール
ツールのページに行って大きな空欄に文章をコピペして「校正開始」のボタンをクリックすればチェックが始まります。
一度に約50000文字までチェック可能です。
このツールは指摘がある行だけ出力されるようで、2つのテスト文章をチェックしてみたら以下のようになりました。
テスト文章1
テスト文章2
文章校正ツール(so-zou.jp)と同じ結果です。
プレスリリース校正ツール
ツールのページに行って入力フォーム欄に文章をコピペして「校正チェック」のボタンをクリックすればチェックが始まります。
結果は入力フォーム欄とは別のチェック済み欄に表示されますので、入力した文章と対比させて見ることができます。
ただし指摘箇所はマーカーで色付けされているだけなので、欄を2つにしている意味はあまり無さそうな気はします。
2つのテスト文章をチェックしてみたら以下のようになりました。
テスト文章1
テスト文章2
チェック結果は文章校正ツール(so-zou.jp)やオンライン日本語校正補助ツールと同じですがマーキングだけで説明などが無いのは少し不親切です。
文章校正ツール(Konisimple Tools)
このツールは「タイプミス、スペルミス、誤字脱字、変換ミス、言葉の誤用のほか、わかりにくい表現や固有名詞の間違いなどを指摘します。」(公式サイトより)とされています。
ツールのページに行って空欄に文章をコピペして「文章校正する」のボタンをクリックすればチェックが始まります。
結果は以下の通りで、文章校正ツール(so-zou.jp)やオンライン日本語校正補助ツールと同様の指摘がされています。
テスト文章1
テスト文章2
チェック結果は文章校正ツール(so-zou.jp)やオンライン日本語校正補助ツールと同じでした。
文章推敲ツールは無料でもそれなりに効果あり:まとめ
無料の文章推敲ツールは完璧ではないですが、ある程度はチェックしてくれます。
書いた本人ではなくツールがチェックしますので、ら抜き言葉など本人ではかえって見落としてしまうような表現も客観的にチェックしてくれます。
ただ上のテスト結果からも分かるように、無料版では心もとない部分もあります。
文章推敲ツール(文章校正ツール)は有料版の方がチェック範囲が広く、思ったほど費用が掛からないものもあります。
しっかりチェックするなら有料版も検討したほうがよいです。
次の記事では有料版の文章推敲ツール(文章校正ツール)を紹介していますので参考にしてみてください。