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文章校正ツールおすすめは? 7つの無料・有料ツールを調べてみました

PCを使って作業する人 習い事・資格

ブログなどWebサイトに書く記事は恥ずかしくない文章にしたいものです。

誤字脱字はもちろん、日本語としてどうかな?と首をかしげる文も妥当な表現に直したいですね。

こういった見直しや修正を支援してくれる文章校正ツールは有料、無料を含めてたくさんあります。

今回は無料ツール3つ、有料ツール4つの合わせて7つのツールを調べてみました。

文章校正ツールを迷ってるなら、ぜひ一読してみてください。

やっぱり文章校正ツールは必要

文章の校正は人の目で行えば十分、わざわざツールを使う必要は無いと思いますか?

いいえ、やっぱり文章校正ツールが必要なんです。

人の目で行う校正ではデメリットがあるのです。

  • どうしても、ある程度の割合で見逃しが起きる
  • 念入りにやればやるほど時間がかかり、その分、他の作業に充てる時間が削られる
  • 文章表現の良し悪しは個人の感性に依存する部分もあり、校正者によって、あるいは校正者のその日の気分によって校正の結果が異なる

校正にかけられる時間や客観性を考えれば文章校正ツールを使うのが良さそうです。

無料ツールの おすすめは?

無料の文章校正ツールはたくさんありますが、定番といえる下の3つを調べてみました。

  • オンライン文章校正支援サービスPRUV(プルーフ)
  • Enno
  • 文章校正ツール(so-zou.jp)

オンライン文章校正支援サービスPRUV(プルーフ)

このツールは「汎用的な「日本語の誤り」を低減するお手伝いをします。」(公式サイトより)とされています。

ツールのページに行って大きな空欄に文章をコピペして「チェック開始」のボタンをクリックすればチェックが始まります。

なお非登録ユーザーは400文字までしかチェックできず、さらにチェックごとに30秒のウェイトが発生します。

ユーザー登録すると2万文字まで入力できます。

⇒ オンライン文章校正支援サービスPRUV(プルーフ)

なおこの記事の冒頭部分「ブログなどWebサイトに書く記事は ~ 7つのツールを調べてみました。」をチェックしたら以下のようになりました。

「問題は見つかりませんでした。 解析時間:0.058942079544067秒」

このツールがチェック対象としているようなエラーは無さそうです。

Enno

このツールは「日本語のあからさまなエラー (タイポ、スペースのエラー、誤字脱字、変換ミス、入力後の編集ミス、文字化け) を自動チェックします。」(公式サイトより)とされています。

こちらも使い方は簡単でツールのページに行って大きな空欄に文章をコピペして「タイポ/変換ミス/誤字脱字エラーをチェックする」のボタンをクリックすればチェックが始まります。

⇒ Enno

先ほどと同じ文章をチェックしてみたら以下のようになりました。

「エラーは見つかりませんでした。別の文章を右のフォームに入力できます。」

Ennoがチェック対象としているような単純エラーは無さそうです。

文章校正ツール(so-zou.jp)

このツールは「日本語の文章を解析し、間違った表現や不適切な表現を確認できます。」(公式サイトより)とされています。

こちらはYahoo! JAPANのサーバーを使っていて、Webサイトから文章を読み込んでのチェックもできるようです。

使い方は前の2つと同様に、ツールのページに行って大きな空欄に文章をコピペして「検査」のボタンをクリックすればチェックが始まります。

⇒ 文章校正ツール(so-zou.jp)

先ほどと同じ文章をチェックしてみたら2ヶ所指摘されました。

出現順 指摘区分 対象語句言い換え候補など
1用字Webウェブ
2助詞不足の可能性ありたくさんあり

「言い換え候補など」の欄があるのはありがたいですが、そこに何も記載されてないと直し方に悩みそうです。

明らかに変な文でもチェックしてみました

この記事の冒頭の文章をチェックした限りでは3つのツールの差があまり分かりませんでしたので、今度は明らかに変な文でチェックしてみました。

「私は明日、映画を見に行きました。とても重しろかったです。また見れるといいな。」

想定した間違いは次の通りです。

・1文目:「明日」なのに過去形の文
・2文目:誤字「重しろかった」
・3文目:ら抜き言葉「見れる」

結果は以下の通りでした。

オンライン文章校正支援サービスPRUV(プルーフ)

第2文1文節:
「見れる」は「見られる」です。(ら抜き言葉)

解析時間:0.032109022140503秒

Enno

エラーの可能性のある文字が見つかりました。

見れる【純粋エラー】「ら抜き」言葉になっている可能性があります。 参考: 「?よう」の形になる動詞は「可能」「受動」が同じ形であり、「ら」を省略できません:「見せよう(見せられる)」「食べよう(食べられる)」など。 「?ろう」の形になる動詞は、ら抜きで「可能」、らを入れると「受動」になります:「乗ろう(乗れる、乗られる)」「座ろう(座る、座られる)」など。
たです。【口語】文章が「(過去または現在の)形容詞+です」で終わると、子どもに話しかけるときのような、あるいは小学生の読書感想文のようなつたない感じになることがよくあります。会話では多用されますし、あからさまな間違いではありませんが、フォーマルな文章の場合、可能であれば他の形に書き直してみてはいかがでしょうか。
参考:「です」を「だ」に書き換えてもおかしくならない場合は「?いです」「?たです」を使えます。例: あなたのせいです。-> あなたのせいだ。

文章校正ツール(so-zou.jp)

出現順 指摘区分 対象語句言い換え候補など
1用字見れる見られる

使ってみた感想

どのツールも指摘してほしい部分を指摘してくれてない点があって、チェックが十分にできてない面はあります。

ただ間違った指摘は無いので、文章を書いたらこれらのツールでチェックして、せめて指摘が無い状態に持っていくという使い方はできます。

ツールの限界を意識して使えば、それなりに効果はありそうです。

個人的な おすすめは指摘事項の説明もしっかり入れてくれるEnnoですが、このあたりは人それぞれですので、気に入ったツールをお使いになればよいと思います。

なお無料の文章校正ツール(文章推敲ツール)については別の記事でもう少し詳しく説明していますので参考にしてください。

⇒ 文章推敲ツール 無料の6種を比較テストしてみました おすすめは?

有料の文章校正ツールは4種を比較

有料ツールは、これも定番の4つを調べてみました。

  • MS Word
  • Just Right!6 Pro
  • ATOKクラウド文章校正
  • 文賢

MS Word

非常に利用者の多いマイクロソフト社のWordには校正の機能が付いています。

誤字脱字、スペルチェックなどの入力ミスをはじめ「ら」抜き言葉のような校正チェックもしてくれます。

ただし1語ずつ機械的にチェックしていくだけなので、例えば「です・ます調」など文末の表現が統一されているかといった全体的なチェックはできません。

MS Wordは恐らくほとんどのPCに入っていると思われますので、文章を書いたら、まず基本的なチェックをMS Wordで行うという使い方になると思います。

Just Right!6 Pro

一太郎、ATOKで有名なジャストシステム(JustSystems)社の文章構成専用ツールです。

単純な校正チェック(入力ミス)だけでなく表記ゆれ、文体の統一など全体的なチェックも行います。

また自分で校正用の辞書に単語を登録できるので、企業で独自のルールを設定するのに便利です。

ATOKクラウド文章校正

こちらもジャストシステム社の日本語文章校正ツールです。

ブラウザで使うネットのサービスという形態で提供されていて、Just Right!の文章校正エンジンを使用しています。

利用するにはATOK Passport [プレミアム]を契約する必要があります。

ブラウザ上で文章をコピペしてボタンをクリックするだけで、校正チェック(入力ミス)をしてくれます。

ただしJust Right!6 Proのような独自ルールの設定はできないようです。

文賢

株式会社ウェブライダーの校閲・推敲支援ツールで、基本の校正の機能は他の有料ツールに負けず劣らず充実しています。

さらにそれ以外にも下に詳しく書く「文章表現」「Google Chrome拡張機能」「音声読み上げ」のような文賢だけのアドバンテージもあります。

多くの人が文賢をレビューしていますが、企業、個人事業主に関わらず事業としてライティングを行っているなら、かなり有益なツールと言えます。

おすすめの有料 校正ツールは文賢

上にも書きましたが文賢は株式会社ウェブライダーの商品です。

ウェブライダーと言えば「沈黙のWebマーケティング」「沈黙のWebライティング」に代表されるように品質の高いWebライティングで定評の会社です。

そのような会社が文章の完成度を高める「読みやすさ」「わかりやすさ」を追及して開発した文章校正ツールということもベストと判断した理由です。

文賢でできること

文賢の機能の詳細は公式サイトにありますので、ここではざっと項目だけ紹介しておきます。

なお文賢の各機能を10分弱のチュートリアル動画で確認できます。

文賢の雰囲気を知りたい方はチェックしてください。

⇒ 動画で文賢を見る

文賢には誤字脱字など入力ミスのチェックをはじめ次のような機能があり、パソコン画面で確認しているだけでは気付けなかった入力ミス、誤りや不自然さを発見できる確率が高まります。

文章チェック

  • 推敲支援 ・・・ 文章の読みやすさ・わかりやすさを高める
  • 校閲支援 ・・・ 誤字や脱字、間違った日本語を使っていないかのチェック
  • チェック形式のアドバイス ・・・ 文章全体を最終チェックする際に使えるチェックリスト
  • 便利なサブ機能 ・・・ 「音声読み上げ」や「漢字の使用率チェック」「コメント付きの印刷」など

文章表現サポート

  • 文章表現のレコメンド ・・・ 表現力豊かな「文章表現」や「言い回し」を自動でレコメンド
  • 問いかけ機能 ・・・ 文章がもっと具体的な内容になるように、特定の言葉に対して文賢が「疑問文」で問いかけ

辞書の共有とルール設定

  • 辞書の共有と共同編集 ・・・ 辞書は常にチームで変更・改善でき、ブラッシュアップし続けられる
  • 辞書のルール設定 ・・・ 漢字の「閉じる/ひらく」や表記揺れのチェックルールなどを設定
  • チェック形式のアドバイスの追加 ・・・ チェックリストのカテゴリを追加し、用途に合わせた万全のチェック体制
  • オリジナルの文章表現を追加 ・・・ 個性があふれる文章をもっと書きやすくするための独自の「文章表現」や「言い回し」を追加

便利な拡張機能

  • Google Chrome拡張機能 ・・・ 今ブラウザで見ている文章を、すぐに文賢に送ってチェックできる
  • Gmail?誤送信チェッカー with 文賢 ・・・ メールの誤送信防止と送信前の文章チェックを促す便利な拡張機能

文賢の「文章表現」機能

上にも書きました「文章表現」機能ですが、上の1行だけでは分かりにくいかもしれません。

これは文章表現を豊かにして読み手の想像力に訴えかけられるよう「たとえ表現」をアドバイスしてくれるものです。

公式サイトには次のような「たとえ表現」の例が掲載されています。

  1. アリーナ1列目をゲットしたときのようなうれしさ
  2. カップラーメンを待っている間にとった電話で「あ、これ長くなる」と察したときのような焦り
  3. まだ半月もあるのにパケット制限されたときのような絶望感
  4. アナゴさんがマスオさんよりも年下だと知ったときのような衝撃
  5. 給食を配るときに汁物の配分に失敗し、自分の分の味噌汁がなくなってしまうような切なさ

そのまま使えるかどうかは別として、文章表現に悩んだときのヒントになります。

利用者の声

最後に、そんな文賢の利用者の声の一部を公式サイトから抜粋しておきます。

「文賢(ブンケン)、めちゃくちゃ便利ですね!
うちは10人くらいの外注ライターさんを抱えていますが、各ライターさんに「できるだけ、文賢(ブンケン)を通してから原稿を送ってください」と伝えるようになりました!
「オーナー辞書」と「ユーザー辞書」も活用して、メディアごとの表現を調整しています。
まさに時間を最適化するツールだと思います。」

「Chrome拡張があまりにも便利すぎて、自分が過去に書いた記事で気になるものはガンガン文賢(ブンケン)に送ってチェックしています。」

「「文章表現(たとえ表現)」が楽しいです。
自分の記事に入れる際は少しリライトが必要ですが、クスっと笑いたくなる表現が多くて、文章を書く際の参考にしています。
たとえ話を用意する際、膨大なたとえ話の中から厳選したという話を聞いていますので、本当に大変な作業だったと思います。」

文賢の価格(費用)

文賢の価格(費用)は下の通りです。

複数のライセンスをまとめ買いすると割引になります。

初期費用

初期費用   11,880円(税込)

ライセンス費用(1ライセンスあたりの月額費用)

月額費用(税込)まとめ買い数
通常購入2,178円
まとめ買い割引2,069円5ライセンス以上
1,960円15ライセンス以上
1,851円30ライセンス以上

まとめ

無料、有料の文章校正ツールを調べてきました。

無料ツールについては、どのツールも限界を意識して使えば、それなりに効果はありそうです。

何か文章を書いたら、まずこれらのツールでチェックして、最低限、指摘が無い状態にするという使い方ができます。

有料ツールについては、かゆい所まで手が届くような機能の豊富さもあり、今から導入するのであれば文賢が おすすめです。

文賢についてはウェブライダー(というか代表の松尾氏)への信頼感、期待感もポイントが高いです。

⇒ 文賢(ブンケン)~文章や記事の完成度を高める推敲・校閲支援ツール

この記事が文章校正ツール選びの参考になれば幸いです。

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