ここ数年、アフィリエイトという言葉を聞くようになりました。
インターネットで何かやるということは想像できるのですが、具体的によく分からない、誰でも簡単に儲かるって本当?などなど疑問は尽きないですね。
そんなあなたにアフィリエイトの基本的な仕組みを説明します。
なお今のアフィリエイトの流行りは、まずはTwitter(X)で短期間で収入を上げて自動化し、並行して資産ブログを育てて収益を増大、安定させる方法です。
下の記事で説明していますので参考にしてください。
⇒ Twitter(X)アフィリエイトの自動化とブログ広告の最適化で収益を伸ばす方法
アフィリエイトとは何か?
まずは、そもそもアフィリエイトとは何かを説明します。
アフィリエイトの仕組み
アフィリエイトは簡単に言えば、自分が持っているサイトなどに広告を貼って、その広告を通して商品が売れるなどの成果が発生すれば、そのサイトの持ち主に報酬が支払われるという仕組みです。
広告を貼るのはサイトやブログ、あるいはメールなどでも構いません。
報酬が発生するまでの流れは次のようになります。
- あなたが自分のサイトに広告を貼る
- あなたのサイトを訪問した人(お客さま)が、サイトに貼られている広告をクリックする
- クリックした先の通販サイトなど(広告主のサイト)で、お客さまが商品を購入する
- 広告主から、あなたに報酬(紹介料)が振り込まれる
アフィリエイト報酬の種類
アフィリエイト報酬がもらえる「成果」は、「商品が売れる」以外にもいろいろあります。主なものを下に挙げておきます。
- 商品の購入
- サービス申込み
- 資料請求
- 会員登録
- 来店予約
また発生する報酬も次の3種類の方式があります。
- 定額報酬:いくらの商品が売れても1件につき○○円のような定額の報酬
- 定率報酬:売れた商品の金額の○%のような定率の報酬
- クリック報酬:成果が発生する/しないに関わらず、広告がクリックされるだけで発生する報酬。1クリック○円などと決められていて、PPC(Pay per Click)広告とも呼ばれる。
用語の説明
アフィリエイトを語る上で必ず出てくる用語は次の通りです。
アフィリエイター
自分のサイトなどに広告主の広告を貼ってアフィリエイト報酬を得る個人や法人です。
広告主
ネットを通して商品やサービスを売る、会員を増やすなどの経済活動を行っている業者です。
ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)
アフィリエイターと広告主を仲介してくれるサービス業者です。
アフィリエイターはASPに会員登録することで、直接、多くの広告主と契約交渉する必要なく、ASPと契約している広告主の広告を利用することができます。
広告を利用して成果が発生した場合は、広告主に代わってASPがアフィリエイターの口座に報酬を振り込んでくれます。
SEO(検索エンジン最適化)
検索エンジン(GoogleやYahoo!など)で検索された際に、自分のサイトが検索結果画面の中で、より上位の位置に表示されるよう行うさまざまな取り組みの総称です。
Search Engine Optimizationの略です。
リスティング広告
検索エンジンで検索が行われた際に、検索結果画面の上方、下方に「広告」を明記して表示される広告です。
広告とは言っても、検索結果で一覧表示されるサイトと同じ形式で表示されています。
主にGoogleやYahoo!がサービスを提供していて、検索結果画面の中のどの位置に表示されるかは、検索キーワード毎の広告主による入札で決まります。
アフィリエイトを行うメリット・デメリット
アフィリエイトには、ネット以外の一般的な労働や、ネット上の通販サイト、その他のサービス提供サイトなどに比べて多くのメリットがあります。
場所・時間が自由
アフィリエイトで行うことは簡単に言えば次の3つです。
- ネット上に自分のサイトやブログなどを作る
- そこに広告を貼る
- 広告を貼ったサイトやブログが、ネット上でより露出するよう色々な施策を行う
ですから働く場所や時間の制約をほとんど受けません。
報酬が積み上げ式
アフィリエイトでは広告を貼ったサイトをいったん作れば、(サイトの露出が十分にあるという前提ですが)、その後もずっと報酬を生み続けます。
また、そんな広告を貼ったサイトの数を増やしていけば、それにつれて月々の報酬金額も増えていくことになります。
アフィリエイトの報酬は労働時間の切り売りによる報酬ではなく、積み上げ式の報酬と言えます。
金銭的的なリスクが少ない
アフィリエイトを行うのに必要なものは、パソコン(人によってはスマホでも可)とインターネットへの接続環境だけです。
店舗を構える、営業員を雇う、商品を仕入れて在庫を持つ、などの必要もありませんので、ランニングコストは通信費用ぐらいしか発生しません。
デメリットはない
上に書いてきましたようにメリットはたくさんありますが、対するデメリットはほとんどありません。
強いて言えば「時間を使う」ということでしょうか。
サイトを作って広告を貼っても、もし期待したほどの報酬が得られなければ、それまでに費やした時間は無駄になってしまいます。(何らかの教訓は得られますが)
とは言っても、アフィリエイトは漠然と危ない気がしている人もいると思います。
巷で言われる「アフィリエイトは危ない」については下の記事で説明していますので参考にしてください。
⇒ アフィリエイトは危ないと言われる6つの理由 リスクを理解して始めましょう
サイト訪問者(お客)のメリット・デメリット
次にサイト訪問者(お客)にとってのアフィリエイトのメリット、デメリットを整理しておきます。
サイト訪問者(お客)のメリット
サイト訪問者(以下 訪問者)に最適な商品や、訪問者が知らなかった商品を教えてあげることができます。
商品を購入するためにAmazonや楽天市場のような通販サイトに行っても、選択肢が多すぎて、あるいは各商品の違いが分かりにくくて希望や条件に合う商品が見つけられないことがあります。
そんなとき、アフィリエイトサイトに購入目的毎の商品の提案や、各商品の違いが説明されていれば、訪問者にとって商品を選びやすくなります。
実際に購入した人の口コミも掲載されていれば、これも訪問者にとって参考になります。
アフィリエイトサイトから最終的に大手通販サイトなどに移動して商品を購入することになるかも知れませんが、訪問者にとってはアフィリエイトサイトの情報は、かなり購入の手助けになります。
なおアフィリエイトサイトのページから通販サイトに移動して商品を購入しても、とくに購入料金に上乗せされるわけではなく、その点は訪問者にデメリットはありません。
サイト訪問者(お客)のデメリット
インターネットの世界に限らずリアルの世界でも同じですが、モラルの高くない販売者は、その商品がお客に合ってるかどうかよりも、自分にとって利益が大きい商品を販売したがります。
アフィリエイトの世界の同様で、お客の購入目的には関係なく高額の報酬が得られる商品を強く提案してくるアフィリエイターもいます。
広告主のメリット・デメリット
広告主にとってのアフィリエイトのメリット、デメリットを整理しておきます。
広告主のメリット
アフィリエイトの報酬は、お客が商品の購入、会員登録、資料請求などの何らかのアクションを起こしたときに報酬が発生する成果報酬です。
この「何らかのアクション(=広告主にとっての成果)」も個々の広告主が決めます。
よって広告主からすれば、自分が決めた成果が発生したときだけ広告費を支払えばよいので、広告費のムダがなく効率的です。
広告主のデメリット
アフィリエイトでは、サイト訪問者(お客)に対する商品の紹介方法や文章表現などは、基本的にアフィリエイターに任されます。
しかしアフィリエイターは多くの場合、販売のプロではありませんし、広告主の商品を必ずしも熟知しているわけでもありません。
よって、お客に間違った情報を伝えてしまうこともありますし、アフィリエイターの紹介方法によっては、広告主や商品のイメージを落としてしまうこともあります。
アフィリエイトの始め方
ここまで読んできて、アフィリエイトに興味を持った方も多いと思います。
自分もアフィリエイトを始めてみたいと思ったら、次のことを行います。
- サイトを作成
- ASPに登録
- サイトに広告を貼る
- 必要により追加の施策を行う
順に簡単に説明します。
サイトを作成
まずアフィリエイト広告を貼るサイトを作成します。
サイトは無料ブログでも構いませんし、無料ブログの有料版を使う、自分でサーバをレンタルしてドメインも取得してサイトを作成するなど、手段はいろいろあります。
ただし、無料ブログによっては利用規約でアフィリエイト広告を貼ることについて制限されている場合もありますので、注意が必要です。
また自分が使っているSNSや発行しているメールマガジン(メルマガ)があれば、SNSやメールにアフィリエイト広告を掲載することもできます。
その場合は、とくにサイトは必要ではありません。
なお今のアフィリエイトの流行りは、まずはTwitter(X)で短期間で収入を上げて自動化し、並行して資産ブログを育てて収益を増大、安定させる方法です。
下の記事で説明していますので参考にしてください。
⇒ Twitter(X)アフィリエイトの自動化とブログ広告の最適化で収益を伸ばす方法
ASPに登録
サイトに貼るアフィリエイト広告を取得するために1社または数社のASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)に登録します。
多くのASPではサイトの審査がありますので、上で作ったサイトで申請します。
審査で承認されたらASPの管理画面にログインして、登録されている広告主(商品)から希望するもの選んで提携しアフィリエイト広告を取得します。
この広告主との提携は、提携申請すれば即座に承認されて広告を取得できる広告主も多いですが、提携申請後に広告主が独自に審査する場合もあります。
その場合は、審査のために広告の取得まで数日かかることもありますし、審査で承認されず広告を利用できないこともあります。
サイトに広告を貼る
ASPの管理画面で取得したアフィリエイト広告のコードを、自分のサイトのページに貼り付けます。
初めてコードを貼る際は、各ASPに掲載されている貼り付け方の説明を確認してから行います。
貼り付けたアフィリエイト広告を通して、何らかの成果が発生し、広告主に承認されたら、しばらくの後、あなたの銀行口座にASPから報酬が振り込まれます。
必要により追加の施策を行う
サイトを作っただけでは多くの人の目に触れることはないので、そこにアフィリエイト広告を貼っても、なかなか成果は発生しません。
競合するサイトを調査して自分のサイトの内容を充実させたり、構成を見直したりといった、いわゆるSEO施策で検索順位を上げて露出を増やす必要があります。
またサイト訪問者(お客)にアフィリエイト広告をクリックしてもらえるまでの導線など、文章などの見直しが必要になることもあります。
上手く報酬が発生するようになったら2つ目、3つ目と、同様のサイトを増やして収益を大きくしていく手法もあります。
メルマガの場合は読者(発行部数)を増やす努力も必要です。
稼げるようになるコツ
ノウハウ的なコツはいろいろと語られていますが、最も大事なことは、諦めずに継続することです。
ここまでに書いてきましたように、自分の時間を費やす以外はアフィリエイトは金銭的なリスクもほとんどありませんので、とにかく継続しましょう。
諦めない限りは失敗ではありません。成功するまで続けることが基本です。
アフィリエイトを勉強するには
この記事を読んだだけですぐにアフィリエイトを開始できる、収益を上げられるという人は多くないと思います。
アフィリエイトを学ぶ手段は次のようなものがあります。
書籍で学ぶ
まず最初は本で学ぼうという人が多いです。
本屋さんに行くと、今はアフィリエイトの関する本は意外に豊富に並んでますので、ざっと見て自分に合いそうな本を選びます。
なお市販の本は、基本的なこと、手続き的なことを中心に書いてあります。
しかし上の「必要により追加の施策を行う」で書いたような実際に報酬を獲得する方法、収益を増やしていく方法の詳細までは書いてないことが多いです。
ですから本で得た知識だけでは“なかなか報酬が発生しない”ということもあります。
実績のある人に教えてもらう
アフィリエイトで実績のある友人・知人が身近にいれば、マンツーマンで教えてもらうことができるかも知れません。
ただし身近にそういった友人、知人がいるというのは、今のところかなりレアなケースと思われます。
友人・知人に思い当たる人がいない場合は、ネット上で実績ある人の無料メルマガを購読して学んでみると良いです。
情報教材やアフィリエイトスクール/塾で学ぶ
ネットで検索するとアフィリエイトを教えてくれそうなスクールや塾がいくつか見つかります。
こういったスクールの難点は、相応の費用が必要になるにもかかわらず、他でほとんど紹介されていないため、カリキュラムや運営会社の評判、信用度が分からないことです。
一般には、受講生の体験談をネットで探して確認するとか、アフィリエイト関係の催しに行き、そこに参加しているアフィリエイターたちに評判を聞くぐらいしか評判を確認する方法はないかと思います。
ただし、本当に初心者の場合は、スクールによってはカリキュラムの内容が難しく消化不良を起こすこともあります。
高額な受講料を支払って3ヶ月、6ヶ月などのスクールの修了期限まで在籍していても何も得られないこともあります。
個人的には、まずは手ごろな価格の情報教材を購入して(修了期限もありませんので)マイペースで勉強することをお薦めします。
私自身はエクアドという教材を購入して活用しています。
別記事に感想も書きましたので参考にしてください。
⇒ Twitter(X)アフィリエイトの自動化とブログ広告の最適化で収益を伸ばす方法
まとめ
最近よく聞くアフィリエイトですが、実態が分からず胡散臭いものだと思っている人も多いと思います。
ですが実際に始めてみると、まったく怪しいものではないことが分かると思います。
アフィリエイトは初心者でも取り組みやすく、また資金もほとんど必要としません。
ブログを書くのが好きな、あるいは苦でない人にとっては、楽しみながら収益を得られる最適なビジネスだと思います。
あなたも検討してみてはいかがですか?