これまでずっと続けていた習い事を辞めようと決めても、先生には言いづらいですよね。
先生との距離が親しくなっていればいるほど、辞めるなんて言ったら気まずくなるのが心配でなかなか切り出せません。
しかし辞めたいと思っている習い事をだらだら続けるのは、先生に対して失礼ですし、あなた、あるいはお子さんにとっても時間とエネルギーの無駄で、お互いに不幸です。
ある程度は割り切って思いを伝えてみましょう。
この記事では、習い事を辞める切り出し方と理由や例文を大人の場合と子どもの場合で整理してみました。
ぜひ参考にしてください。
習い事を辞めるのが言いづらいなら まずは決心を固める
習い事を辞めたくなったとき、どんなタイミングで、どんな言葉で切り出せばいいのか、考えれば考えるほど言いづらいです。
でも、ずっと悩んでいても頭の中は同じところをグルグル回っているだけで、ちっとも先に進めないという人。
そんな人は「習い事を辞めたいなあ」と思いながらも、先生や周りの人にどのように思われるか気になって、実はまだ気持ちが固まってないことが多いです。
まずは習い事を「辞めたいなあ」から「辞める」に、しっかり決心を固めましょう。
順に考えていけば自然に気持ちが整理できます。
習い事を辞めるのがお子さんの場合は、お子さんに置き換えて考えてみてください。
- 自分は習い事を辞めたいと思っている
- 辞めたいと思いながら習い事を続けるのは気持ちも時間もお金もツライ
- なによりも指導してくれている先生に失礼
- なので中途半端はやめて「習い事を辞める」と自分でハッキリと決める
- その決心に従って先生にちゃんと思いを伝えるのが正しい行動のはず
習い事を辞めると決めてそれを先生に伝えるのですから、先生や周りの人たちにどう思われるかは大したことではありません。
そして、ちゃんと伝えるには対面で口頭で伝えるのがベストです。
あとは相手(先生)に失礼にならないようなタイミングや切り出し方を考えていきましょう。
習い事を辞める切り出し方、理由と例文:大人の場合
習い事のスクールが個人経営であったり、大手でも先生との関係が近しい場合は先生に直接会って口頭で伝えるのが基本です。
悩むのが「辞める理由」、「切り出し方」と話す「タイミング」ですね。
辞める理由
どんな理由であれ辞めることはすでに決まっているので、それほど詳細に話す必要はありませんし詳細に訊かれることも普通はありません。
一般的には「事情がありまして」「家庭の事情により」「諸事情により」などで十分です。
もう少し何か言いたのであれば下のような当たり障りのない理由にしておきます。
- 本業の仕事が忙しくなった
- 子どもと過ごす時間を増やしたい
まちがっても先生の気に障るかもしれないことは(実際には思っていても)言わないようにします。
- 先生と合わない
- 習い事に興味がなくなった、つまらなくなった
- 指導法や内容のレベルが低い
- 内容のわりに月謝が高い
切り出し方の例文
習い事を辞める話とはいえ特別な切り出し方があるわけではありません。
逆に、本題に入る前にあまり前置きが長いと先生も戸惑ってしまったりイラついてしまうこともありますので、ここはストレートに切り出します。
このように最初に簡潔に伝えたいことを伝えきってしまえば、その後は趣旨を理解したうえでの補足の会話が進み、すんなりと終えることができます。
伝えるタイミング
実際に話す時間は恐らく5分~10分程度ですが、先生にとっては予定外に時間を取られてしまうことになるので、ここは先生の都合に合わせます。
習い事に行った日に先生に「お話ししたいことがありますので、少し時間をいただけないでしょうか」とお願いしてみます。
必要な所要時間なども聞かれると思いますが、とにかく先生に指定された日時に合わせます。
場合によっては「何の話?」と聞かれて、そのまま本題に入っていくこともあると思います。
それはそれで良しとします。
習い事を辞める切り出し方、理由と例文:子どもの場合
習い事を辞めるのが子どもの場合は親としての対応となります。
辞める理由
大人の場合と同様、一般的には「事情がありまして」「家庭の事情により」「諸事情により」などで十分です。
もう少し具体的に伝えたいとき、たまたま「引越し」「進級・進学」のタイミングであれば使いやすい理由になります。
そうでなければ次のような言い方もできます。
- 子どもが他のことに興味を持ってしまい時間が取れなくなった(小学生ぐらいまでの子どもの場合)
- 受験を考えて そろそろ勉強に専念させたい(小学生以上の子どもの場合)
まちがっても言わない方がよいのは大人と同じく次のようなことです。
- 先生と合わない
- 習い事に興味がなくなった、つまらなくなった
- 指導法や内容のレベルが低い
- 内容のわりに月謝が高い
切り出し方の例文
辞める理由として子ども特有の理由を付けない限りは、伝える内容は大人の場合と同じで、それを子ども本人の代わりに親から伝えます。
最初に簡潔に伝えたいことを伝えきってしまえば、その後は趣旨を理解したうえでの補足の会話が進み、すんなりと終えることができます。
伝えるタイミング
親として先生に伝えるタイミングは大人が辞める場合と同じで、先生の都合に合わせます。
習い事の前後になるかも知れませんし、別の日程になるかも知れません。
ただし子どもの場合は、それにプラスして必ず子どもと一緒に先生に挨拶するようにします。
辞めた後に先生とどこかですれ違っても挨拶ができるような、気持ちの良い最後にします。
子どもときちんと辞めることについて話し合っておき、どんな事情があっても、お世話になったことに対しては感謝の気持ちを伝えるようにします。
先生に習ったおかげで成長できたことなどを感謝と共に伝えると好印象が残ります。
大人が習い事を辞めるのは言いづらい?切り出し方 まとめ
これまで続けてきた習い事を辞めたくても、先生に切り出す勇気が出なかったり周りの人の反応を気にして言いづらいこともあると思います。
しかしその状態でだらだら続けていると、先生や周りの人はなんとなく察してしまうものです。
あなた、あるいはお子さんにとっても時間やお金の無駄ですし、先生に対しても失礼です。
先方を思いやる気持ちがあればちゃんと理解していただけますので、辞めようと決めたら思い切って切り出して伝えてみましょう。
なお、習い事を辞めるときのお礼の例文や大人としての対応全般については別記事でも紹介していますので参考にしてください。
⇒ 習い事を辞める時のお礼の例文!習い事別、年台別、シチュエーション別に紹介
⇒ 習い事を辞める時の理由 大人の伝え方、タイミング、メール例文、お礼の品は?