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1万人の第九の服装,参加費,歌唱力レベルなど初めて参加する人は読んでください

1万人の第九 習い事・資格

毎年12月にテレビで放送される「サントリー 1万人の第九」

自分も歌ってみたいなあと思った人も多いのでは?

2020年からはコロナ禍で残念ながらオンライン開催になってしまいましたが、2022年は1,000人が会場参加、そして2023年からは通常の1万人による開催に戻りました。

この記事では全くの素人の状態から2019年、2023年に1万人の第九に参加した私の実体験に基づいて服装や参加方法、練習(レッスン)について説明します。

さらに初めて参加する人が必ず不安に思う歌唱力のレベル、実際に必要な費用や必ず持っていきたいものについても紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

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1万人の第九とは

1万人の第九 会場。
この写真は筆者自身が会場で撮影した写真です。
この写真をお使いになる場合は当ブログ「大人世代」( https://otona-sedai.com/ )へのリンクをお願いします。

「1万人の第九」は飲料メーカーのサントリ-が主催するベートーヴェンの第九の合唱コンサートで毎年年末に開催され、2023年が第41回でした。

開催は12月の第一日曜の午後3時から始まり終演時間は6時過ぎぐらいです。

その名の通り全国から広く1万人の人を大阪の大阪城ホールを会場として佐渡裕さん指揮で行われています。

参加者の年台は幅広く子どもからご高齢の方まで老若男女ほとんどの人が合唱の素人なので気軽に参加できます。

オマケ情報:大阪の本番会場ではスポンサーさんから全員に「南アルプス天然水」が配られます。

 

なお第九そのものの意味、ベートーベンが第九に込めた想いについても興味がある方は下の記事もチェックしてみてください。

⇒ 「第九」にはどんな意味が?ベートーベンが込めた想いとは

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1万人の第九の服装

第九を合唱

まずは気になる服装について

公式のアナウンスでは

本番当日の服装については下のように決められています。

    

本番当日の服装

女声パート

  • 白の長袖ブラウス
  • 黒のロングスカートまたはロングパンツ
  • 階段を上り下りしやすい黒靴(スニーカー可)

※スカート丈で肌が見える場合は、黒タイツのご着用をお願いします。


男声パート

  • 黒または濃紺のスーツ
  • 白のワイシャツ
  • 黒の蝶ネクタイ
  • 黒の靴下、黒靴


高校生以下の方

  • 女声パートに参加される男児は黒のズボン、白のシャツ。蝶ネクタイは不要
  • 男声パートに参加される女児は白のブラウスに黒・紺のカーディガンを羽織るなど周囲と同じトーンの衣装
  • 通学用の学生服または合唱団の制服でもご参加可能 ※制服の色が黒紺以外の場合は、事務局にお問合せください。

(出典:「重要『サントリー1万人の第九』本番に向けてのご注意」(2023年)

なお女性には更衣室も設定されてます。(男性は無し)

    

上のルールを見て不足するものがあれば調達しなくてはいけません。

高価なものを購入する必要はありませんし、実は当日の服装を厳格にチェックされることもありません。

できる範囲で揃えましょう。

私(男性)の服装

私は黒のスーツと言っても喪服ぐらいしか持ってませんでした。

2019年は最初それで参加するつもりでしたが何年も前に買ったものでサイズもズレてきてましたので、上着は息子が大学入学時に購入したものを借りることにして下は暖かめの黒パンツをユニクロで購入しました。

さらに2023年には数年で身体のサイズが変わった(汗)ために、黒パンツをまたユニクロで買い直しました。

(本番が終わった翌日によく見たら上と下で微妙に色合いが違ってましたが、後の祭り、まあ良しということで)

蝶ネクタイは大学で合唱をやってた息子に借りました。

靴は2019年は通勤に使ってた黒革靴を履きましたが、2023年は黒のウォーキングシューズにしました。

履き慣れた靴が一番ですね。

そもそも黒の靴を持ってなくても本番の会場の座席がスタンド席だったりアリーナ席でも前の方でなければ靴は見えませんので問題なさそうな気もしますが、それで良いのかは確認してません。

なお本番会場の自分の座席は、2019年は、11月までのレッスン期間の終わりごろに渡される入場チケットで判りました。

2023年は、11月末までに「10000人のフロイデ倶楽部」のマイページ内に座席番号が表示される方式に変わりました。

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参加方法やレッスン(練習)の流れ

レッスン会場

1万人の第九は1年単位のプロジェクトで次のような流れになります。

  • 5月か6月ごろ: 合唱団員募集/申し込み
  • 7月: 参加当選者発表
  • 8月~11月: レッスン
  • 11月: 佐渡裕氏によるレッスン(佐渡練)
  • 12月: リハーサル、本番

      

詳しくは下の記事でも紹介していますのでご確認ください。

⇒ 1万人の第九の当選倍率はどれくらい?応募からコンサート本番までの流れ

合唱団員募集/申し込み

例年5月か6月ごろに「サントリー1万人の第九」公式サイトに合唱団員募集の案内が掲載されます。

 ⇒ サントリー1万人の第九 公式サイト

応募するには上のページからリンクされている「10000人のフロイデ倶楽部」に登録(無料)してログインした中で申し込みます。

前に登録した人はそのままのID/パスワードで入れます。

12月に本番会場で1万人の合唱に参加するには公式レッスンに規定回数以上参加する必要がありますので、レッスンの希望条件を入力して期限までに申し込みます。

レッスンの希望条件とはレッスン会場、レッスンクラス(6回/12回)、パート(ソプラノ/アルト/テノール/バス)などです。

レッスンクラスの6回/12回は、本番までにレッスンを6回受けるクラスと12回受けるクラスのどちらを希望するかを選びます。

地域によっては12回クラスしか設置されてないですが、一般に合唱経験が豊富な人は6回クラス、経験の浅い人は12回クラスとしています。

私はまったくの初心者だったので、もちろん12回クラスを選びました。

なお上で「公式レッスンに規定回数以上参加する必要」と書きましたが、12回クラスで10回、6回クラスで5回は参加しなくてはいけません。

レッスンを欠席する回数が多くなると本番で合唱する権利が無くなりますので気をつけましょう。

参加当選発表

上で申し込んだからと言って必ずレッスンに参加できるわけではありません。

募集定員よりかなり多くの応募があるため選考(抽選?)が行われます。

7月後半ぐらいに当選発表があり、当選した人だけが参加できます。

当選した人は参加費を支払って参加します。

当選倍率については下の記事にも書いてますので参考にしてください。

⇒ 1万人の第九の当選倍率はどれくらい?応募からコンサート本番までの流れ

レッスン

クラスによって多少スケジュールは異なりますが、おおむね8月中旬から11月にかけて12回または6回のレッスンが行われます。

参加しやすいように毎回のレッスンは同じ曜日の同じ時間帯に設定されていて、会場ごとに講師とピアノ奏者が専属します。

佐渡裕氏によるレッスン(佐渡練)

上のレッスンが終了した11月に1回だけ指揮者の佐渡裕さん直々のレッスン(佐渡練)が行われます。

これはレッスン行ったクラス毎ではなく、ある程度まとまった単位で行われます。

私が参加した東京では、東京にあるいくかのクラス全員が大きなホールに集まって1回だけ行われました。

佐渡さんに直接指導いただけるレッスンなので当日はかなり盛り上がります。

リハーサル、本番

前日リハーサル

本番前日の土曜午後には本番と同じ大阪城ホール会場でリハーサルが行われます。

ちなみにこのリハーサルは私服で問題ありません。

私たちの合唱も含めてゲストの方々のパフォーマンスなどコンサートの全体の流れに沿って大まかな確認を行っていきます。

全国の1万人の合唱団が初めて全員で集まる場になりますので、いよいよ実感が湧いてくると思います。

なお合唱団としてはこの場で歌の練習も行いますが、もう一つ「席詰め」も行います。

直前になって不参加となってしまった人たちの座席を埋めるために指示に従って席を詰めていきます。

最初はチケット記載の席に座りますが、この席詰めで移動することになります。

当日リハーサル

当日の午前中に最後のリハーサルを行います。

前日の席詰めで移動後の席に座りますが、この時にさらに席詰めが発生することがあります。

当日ですから服装は本番用の服装で臨みます。

前日リハではパフォーマンスを一部省略したゲストも基本は本番と同じ内容で行いますのでコンサート本番そのものになります。

ここで最終確認を行って午後の本番を迎えます。

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初めてで不安 歌唱力のレベルや必要費用など

合唱のレッスン

歌唱力のレベル

結論から言いますと、まったくの初心者でも12回クラスに真面目に参加すれば本番で歌えるようになりますので問題ありません。

なお初心者クラスとされる12回クラスですが、これまでに数回(数年)の参加経験がある人も多いです。

経験者向けの6回クラスが設定されてない地域だったり、まだそれほどの自信が無かったり、前年までの12回クラスで友人関係ができあがってたりするためです。

なので初回のレッスンで周りの人たちがしっかり歌ってるのを聴いて焦ってしまいました。

初めて参加する人はレッスンと並行して自宅などで自主練することをお勧めします。

これはレッスンに付いていくためだけでなく、本番では楽譜を見られない(暗譜)ので歌詞やメロディを頭に叩き込まなくてはいけないためです。

私はレッスン会場で販売されていた練習用のCDを購入して自宅で聴きながら歌って練習しました。

逆に1回これをやって暗譜しておけば2年目以降はかなり楽になりますし、初参加者を焦らせることもできます(笑)

それでも不安があるなら

それでも不安があるなら、例えば通える範囲内に別の合唱団の初心者向けレッスンを見つけられれば、そちらにも通ってみてもいいかもしれません。

私の場合(東京)は、レッスンが始まる8月より少し前の6月、7月に墨田区が主催する「5000人の第九」が初心者レッスンを行ってくれていましたので参加しました。

実際に必要な費用は?

参加者として当選した際に払い込む参加費は11,000円(2023年)でしたが、それ以外にも色々な費用が必要になってきます。

ここでは服装関係、練習関係、交通費、本番参加費用について書いておきますが、詳しくは別記事で説明していますので、そちらを参照してください。

⇒ 1万人の第九の参加費は?その他に必要な費用もまとめて教えます

   

服装関係

記事の最初の方に書いた服装で足りないものは調達する必要があります。

私の場合は黒のパンツだけでしたが、これは人それぞれですね。

      

練習関係

まず楽譜は必須です。

すでに何らかの第九の楽譜を持ってれば買う必要はないですが、初めて第九を歌う人は買う必要がありますね。

レッスン会場で600円(2019年)で購入しました。

なお、少しずつリニューアルされて2023年版の楽譜は1,100円になっています。

また上に書きましたように私は最初のレッスンのとき練習用CDを購入しました。

これはソプラノ、バスなどのパート別で、これもレッスン会場で購入できて2,100円(2019年)でした。

      

交通費

12回のレッスンや佐渡練に行く往復の交通費はもちろん必要です。

       

本番参加費用

この費用が一番大きいです。

会場は大阪なので、遠隔地の人は前日リハと本番当日で最低でも一泊二日の宿泊旅行になり、この交通費と宿泊費が必要です。

ちなみに宿の手配ですが、タイアップした旅行会社から、食事なども付いたおすすめプランのチラシがレッスン期間中に配られます。

これを使ってもいいですが、ほとんどの人は自分で独自に手配していた印象でした。

私は大阪観光も兼ねて夫婦で三泊四日の旅行をネットで予約しました。

必ず持っていきたいもの

必ず持っていきたいものと言っても、合唱関連の物や服装、通常の宿泊旅行で必要なものなどですが、忘れてはならないものが1つあります。

汚れてもよい大きなビニール袋です。

1万人以上の大人数ですから会場には個人ごとのロッカーのようなものは用意されていませんし休息スペースも十分ではありません。

バッグや防寒用に着てきた上着などは会場内の自分の座席の下に置くことになりますし、弁当など飲食も自席になります。

ですから多くの人が座ることになるスタンド席で飲み物をこぼすと前の人の座席の下に流れていってしまって大変なことになりますね。

自分の上着やバッグを守るために「汚れてもよい大きなビニール袋(大きなゴミ袋?)」は必須です。

ちなみに、持っていくバッグは座席の下に収まる程度のなるべく小さいものにするのが無難です。

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1万人の第九へ初めて参加する人へ:まとめ

ベートーベン第九の楽譜

何ごとも「初めて」は不安なものです。

でも少なくとも1万人の第九について言えば、案ずるより産むが易し、レッスンが始まれば楽しく最後の本番まで行ってしまうと思います。

そして本番が終わった瞬間には何ものにも代えがたい感動、感激があります。

「また来年も大阪に来よう!」きっと思うはずです。

その日を目指して進みましょう。

なおベートーベン自身についても興味のある方は下の記事も読んでみてください。

⇒ ベートーベンの性格は?生い立ちや結婚、趣味などエピソードから どんな人なのか見てみよう

    

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