いったん始めた習い事も辞める時は必ずやってきます。
辞める際には、それまでお世話になった先生に大人としてちゃんと感謝の気持ちを伝えたいもの。
この記事では、習い事を辞める際のお礼について様々な例文を紹介します。
- 一般的なお礼:基本、習い事別
- 年台別:子供、中学生・高校生、大学生・大人
- シチュエーション別:短期間、長期間、急な事情、グループ活動、個人レッスン
お礼を書く時のポイントも説明していますので、ぜひ参考にしてください。
なお、お礼の前に習い事を辞めることを伝える際の例文については別の記事で説明しています。
併せてご活用ください。
⇒ 習い事を辞める時のメール例文!大人の理由、書き方、伝え方マナー
習い事を辞める際のお礼の言葉の例文集
習い事を辞める際には、これまでの感謝の気持ちを伝えることが大切です。
とくに大人や子供に関わらず、教えてくださった先生方への感謝の言葉を心から伝えることが重要と言えるでしょう。
ここでは、習い事を辞める際に使える柔らかい表現のお礼の言葉をいくつか紹介します。
基本的なお礼の例文
習い事を辞める際、大人も子供も共通して使える基本的なお礼の言葉を紹介します。
このような言葉は、どのような習い事に対しても適用可能で、先生方への深い感謝の気持ちを表現できます。
ピアノレッスンを辞める時のお礼
ピアノレッスンを辞める際には、とくに感情が込められた言葉を伝えたいものです。
大人でも子供でも、このような言葉で先生への敬意と感謝を表すことができます。
スポーツクラブを辞める時のお礼
スポーツクラブを辞める時は先生や仲間への感謝を伝えましょう。
大人と子供の区別なく、励ましと支えに感謝する心は共通です。
英会話教室を辞める時のお礼
英会話教室を辞める際は先生やクラスメイトへの感謝の気持ちを示します。
大人や子供に関係なく、学びの経験を評価し、感謝を伝えることが重要です。
美術教室を辞める時のお礼
美術教室を辞める時には教室と先生への敬意と感謝を表現します。
大人と子供、どちらにも適した表現で、創造的な時間の価値を認め、感謝を伝えることができます。
お礼の書き方のポイント
習い事を辞める際には、これまでの感謝の気持ちを伝えるお礼の手紙を書くことが一般的です。
心からの感謝を表現し具体的な経験や成長を挙げることで、相手にあなたの感謝の気持ちがしっかり伝わります。
また、今後の抱負を述べることで、習い事を辞めるとはいえ、そこで学んだことが将来に向けての糧になることを示すことができます。
ポイントは次の3つです。
- 心をこめて感謝の気持ちを表現する
- 具体的な経験や成長を挙げる
- 今後の抱負や感謝の意を込めた結び
心をこめて感謝の気持ちを表現する
手紙では、まず心からの感謝の気持ちを表現することが大切です。
素直な気持ちを言葉にすることで受け取る側にもあなたの真摯な感謝が伝わります。
例えば下の例文のように、敬意を表しながら感謝の意を伝えます。
- この度は長い間、大変お世話になりました。
- ご指導いただき、心より感謝申し上げます。
この時点ではまだ具体的な内容には触れず、全体としての感謝の気持ちを伝えることに重点を置きます。
文章を書く際には、相手に直接話すような心温まる言葉選びを心がけると、より誠実な印象を与えることができるでしょう。
具体的な経験や成長を挙げる
感謝の気持ちを伝えた後は、具体的な経験や成長を挙げていくことで、あなたがこの習い事から得たものが何であるかを具体的に示すことが重要です。
例えば下の例文のように、特定の出来事や成果を指摘することで、感謝の気持ちはより深まり、相手も教える喜びを感じることができるでしょう。
- あの時の発表会での経験は、私の自信を大きく育ててくれました。
- 先生の厳しいご指導のおかげで、私はこの技術を身につけることができました。
あなたの成長を具体例を挙げて説明することで、教えた側も教えることの価値をあらためて実感できるはずです。
今後の抱負や感謝の意を込めた結び
手紙の終わりには今後の抱負や目標を述べ、それに感謝の意を込めることで、習い事を辞めるという終わりを新たな始まりへの一歩として締めくくることができます。
下の例文のような前向きな言葉で結ぶことで、手紙全体の印象をよりポジティブなものにできます。
- これからは学んだことを活かし、より一層努力して参ります。
- 先生のご指導のもとで学んだことを忘れずに、次のステップに進んでいきます。
最後に再度、感謝の気持ちを織り交ぜながら、「これからも変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますよう願っております。」などと結ぶことで、散り際にも敬意と感謝の気持ちを忘れずに伝えることができます。
年台別 お礼文の書き分け
習い事を辞める際のお礼文は、その人の年齢や状況によって表現が変わってきます。
子供から大人まで、どのようにお礼文を書き分けるべきか紹介します。
感謝の気持ちは共通しても、伝え方一つで相手に与える印象が大きく変わりますので、適切な表現を心がけましょう。
子供が辞める時
習い事を辞める時、子供たちはしばしば複雑な感情を抱えます。
よって、お礼文には子供自身の感謝の気持ちを素直に表現することが重要です。
同時に、保護者からも感謝を伝えることで先生の労をねぎらうことができます。
先生への感謝を子供の言葉で
子供が直接先生に感謝の気持ちを伝えるお礼文は、素直で純粋な言葉選びが肝心です。
下の例文のように、習ったことへの感謝や印象に残ったことを簡単な言葉で表現します。
- 楽しい時間をありがとうございました。
- 先生のおかげで〇〇が好きになれました。
子供ならではの率直な表現は、先生にとっても大きな励みになります。
保護者からの感謝の言葉
保護者から先生へのお礼文では、子供の成長や変化を具体的に述べることで、先生への深い感謝を表現できます。
下の例文のように、子供の変化や成長を伝えることで、教え子との関わり合いを肯定的に評価します。
- おかげさまで、子供が〇〇に自信を持つようになりました。
- 先生のご指導のもと、子供がどれだけ楽しく学べたかを毎日聞いておりました。
中学生や高校生が辞める時
中学生や高校生の場合は自らの意志で習い事を始め、そして辞めることが多いため、お礼文には自分の成長を感謝する内容が適切です。
また、先生への尊敬の念や学んだことへの感謝、将来への期待を織り交ぜながら書くことが大切です。
自らの成長を感謝と共に
中学生や高校生から先生へのお礼文では、下の例文のように習い事を通じて得た学びや成長を感謝の言葉として記述します。
- 〇〇を習って、自分の考え方が変わりました。
- 先生の言葉がいつも励みになっていました。
自分の変化を振り返り、それが今後の生活や学業、将来の夢へとつながっていくことを認識することで、より深い感謝の気持ちを伝えられます。
将来への期待とお礼
下の例文のように、この年台特有の感性を活かして将来への展望と共に感謝を表現します。
- 先生のご指導のもとで学んだことをこれからの人生で生かしていきたい。
- 〇〇のような素晴らしい目標を持てるようになりました。
自分自身の夢や目標がどのように形作られたかを述べることで、先生への敬意と感謝の気持ちを伝えられます。
大学生や大人が辞める時
大学生や大人が習い事を辞める際は、社会人としての立場や学び続ける大人としての視点からお礼文を書くことが望ましいです。
経験を振り返りながら、学んだことへの感謝を伝えます。
社会人としての感謝の表現
大人(社会人)の場合は、下の例文のように社会人としての視点や個人的な成長を感謝する形で表現します。
- 貴重な体験を通じて、仕事にも役立つ多くのことを学びました。
- 先生との出会いが、私の人生観に大きな影響を与えました。
学びの意義を再認識し、学んだことが個人の生活や仕事にどのように役立っているかを述べることで、大人としての感謝を伝えることができます。
学びの経験を振り返って
大人が習い事を辞める際のお礼文には、下の例文のように学んだ経験の振り返りと感謝の言葉を綴ります。
- これまでの学びが自己成長につながりました。
- 様々な挑戦を乗り越える勇気をくれた先生に感謝します。
習い事を通じて得た経験や教訓がこれからの人生にどのように活かされるかを見据えて感謝の意を表明することが大切です。
シチュエーション別 お礼の例文
習い事を辞める際には、どのような状況であっても教えてくれた先生や関わった人々に対して感謝の気持ちを表すことが大切です。
ここではシチュエーションに応じた適切なお礼の例文を紹介します。
短期間で辞める場合
短期間で習い事を辞める場合は、期待に応えられない申しわけなさと、経験で得たものへの感謝の気持ちをバランス良く伝える必要があります。
長期間続けた後に辞める場合
長期間にわたって続けた習い事を辞める際は、長い間の感謝とこれまでの成長を伝えることが肝心です。
急な事情で辞める場合
急な事情で習い事を辞めなければならなくなった場合は、状況を説明し理解を求めることと共に感謝を伝えます。
グループ活動を辞める場合
グループでの習い事を辞める際には仲間への感謝を忘れないようにします。
個人レッスンを辞める場合
個人レッスンを辞める場合は、一対一での深い関係性を考慮して感謝と尊敬の気持ちを伝えます。
習い事を辞める時のお礼の例文:まとめ
この記事では、習い事別、年台別、シチュエーション別でお礼の例文を紹介してきました。
しかし最も大事なことは、それまで指導いただいた内容を再認識して、そのうえで先生に感謝の気持ちを伝えることです。
いったん始めた習い事を辞めるのは残念なことですが、きちんとお礼を伝えることで最後まで大人としての振る舞いを心がけましょう。
なお習い事を辞めることを伝える際の例文や伝え方(切り出し方)については別の記事で説明しています。
併せてご活用ください。
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