歌舞伎を観劇する際の履物や服装は、意外に迷うポイントの一つです。
「スニーカーでも大丈夫?」
「サンダルは?」
「そもそも服装で何がNGなの?」
この記事では、そんな疑問に答えてみました。
歌舞伎を観る服装でスニーカーはOK?
歌舞伎を観る際の服装についてはドレスコードのようなものは存在しません。
もともと歌舞伎は大衆芸能なので観客の服装は多種多様です。
多くの観客がカジュアルな服装で訪れており、スニーカーも許容されています。
スニーカーは快適で歩きやすく劇場までの移動にも便利ですが、観劇中は座っている時間が長いため、履き慣れたものを選びましょう。
ただし、あまりにも派手なデザインや汚れた状態のスニーカーは避けるべきで、周囲のお客さまに不快感を与えないよう配慮することが大切です。
スニーカーを履く場合はシンプルで清潔感のあるデザインを選ぶと良いでしょう。
歌舞伎の観劇でサンダルはOK?
上にも書きましたように、歌舞伎を観る際の服装についてはドレスコードのようなものはありませんので、サンダルも許容されています。
スニーカーと同様に、清潔感があり周囲に不快感を与えないことが基本です。
サンダル選びのポイント
観劇にサンダルを選ぶ場合に特に気を付けたいのはそのデザインと状態です。
例えば、ビーチサンダルのような極端にカジュアルなものは避けた方が無難です。
一方で、きれいめなデザインのサンダルであれば問題ありません。
また、サンダルを履く場合は足元の清潔感も重要です。
汚れていたり爪が伸びていたりする状態は周囲に不快感を与える可能性があるため、注意が必要です。
冷え対策は事前に考えておきましょう
サンダルは夏場に選ばれることが多いですが、劇場内は冷房が効いている場合も多いです。
冷え対策は事前に考えておきましょう。
男女による違いは特にない
サンダルというと女性のイメージが強いですが、歌舞伎を観る服装においては男女間で特に差があるわけではありません。
男性がサンダルを履いていても、女性が履いていても、きちんとした見た目であれば問題ありません。
現在の歌舞伎は幅広い層に開かれているため、男女問わず自由な服装で楽しめるのが魅力です。
周囲への配慮を忘れずに服装を選ぶことで、より心地よい観劇体験ができるでしょう。
歌舞伎を観る服装 これはNG!
繰り返しになりますが、歌舞伎の観劇の際には、周囲への配慮を忘れずに服装を選ぶことが大事です。
ここでは避けるべき服装の例をいくつか挙げておきます。
音が出る素材の服
ウインドブレーカーやナイロン素材のジャケットなど、動くたびに音が出る服はNGです。
劇場内は静寂が求められる空間であり、これらの服は他のお客様の迷惑になります。
とくに袖や裾がこすれる音が響くので、静かで快適な素材を選びましょう。
過度な露出
過度な露出のある服装も観劇の場にはふさわしくありません。
肩や背中が大きく開いた服や短すぎるスカートなどは、周囲の視線を集めてしまい、不快に思う人もいます。
落ち着いたデザインの服装を心がけると安心です。
帽子の着用
帽子を被ったまま観劇することはマナー違反とされています。
帽子は後ろの席の人の視界を遮るだけでなく、デザインによっては劇場内でのエレガントな雰囲気を損ねる可能性もあります。
帽子を着用している場合は、できれば入場前に、遅くとも舞台の開始前には脱ぎましょう。
汚れた服装や靴
上でも述べましたが汚れた服装や靴は、観劇の場では控えるべきです。
とくに靴が泥で汚れていると、劇場内を汚してしまう可能性もあります。
スニーカーやサンダルなどカジュアルな靴でも、清潔にしておくことが大切です。
カジュアルすぎる服装
Tシャツや短パンなど、過度にカジュアルな服装も避けましょう。
劇場は非日常を楽しむ空間であり、適度に品のある装いが求められます。
フォーマルなドレスコードはありませんが、周囲との調和を意識した服装を選ぶことが望ましいと思います。
歌舞伎を観る服装 スニーカーやサンダルはOK?:まとめ
歌舞伎を観劇する際の服装については、とくにドレスコードのようなものは設けられていません。
スニーカーやサンダルといったカジュアルな靴も許容されているので、気軽に歌舞伎を楽しむことができます。
大切なのは清潔感を保ち、他のお客様に不快感を与えないような配慮をすることです。
観劇は非日常を楽しむ貴重な機会です。
マナーに配慮した服装を選ぶことで、気持ちよく舞台を楽しむことができます。
なお歌舞伎を観劇する際のマナーについては別記事でも紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
⇒ 歌舞伎の観劇の服装!男性はどんな感じ?ジーンズでもOK?